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~ヘタレ研究者は今日も逝く~

North-Eastern China

中国人留学生が卒業するということで,お礼に招待してくれたお店:

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春日町にある,中国東北部出身のシェフが切り盛りするお店。普段は,四川料理とか上海料理とかを出すお店なのだけれど,本日は,同じく中国東北部出身のこの留学生が頼み込んで,その中国東北部の郷土料理をサーブしてもらうことに。メニューに載ってないものばかりなので,普通に逝っても食べられませぬ。

まずは前菜盛り合わせ:

お正月に5日間,これを食すらしい。日本で言えば,ちょうどお節料理みたいなものか。

奥の白いのは,豆腐を干したもの。台湾の大渓にもやはり,豆腐を干した名物あるけど(日本人はあまり知らないけれど,個人的にはかなり好み),大渓のものが醤油ベースで甘辛く味付けしてあるのに対し,こちらはさっぱり。手前の胡瓜・インゲン・砂肝の和え物が,香菜の香りも利いていてウマー。右側のレバーも,臭みがなくあっさりしていておいしい。

続いては,鳥の焼き物:

これは普通の中華料理屋さんでもよく見る。

40-50cm位の大型の赤魚を使って,東北部風に調理してみたもの:

ちょうど,麻婆豆腐のようなたれを絡めた,魚の煮物。豆腐(日本のものではない)も一緒に煮込んであって,それがおいしい。たれは,唐辛子が入っているけれど,意外に辛くない。

ここまで食べてきて列席者の一人が,秀逸なコメント「なんか,日本にある中華料理屋さんというよりは,アメリカで食べる中華料理っぽい」。なるほど。

豚足の薬膳スープ:

胡椒ベースの味付けだけれども,出汁が出ていて普通においしい。豚足だから,コラーゲンですね。

豚のバラ肉(?)の唐揚げの甘酢ソース:

ちょうど酢豚のようなソース。ごはんによく合ってウマー。

水餃子:

面白いのは,食べた瞬間,「これは高菜だw」と思ってしまうこと。中国東北部でよく食べられている,白菜の漬け物が入っているためで,ちょっと酸味のある,不思議な水餃子。なかなか逝ける。

何故かビンチョウマグロのお刺身:

強いて中華風な点をあげるとしたら,たれが,山葵醤油じゃなくて,山葵酢醤油だということ? シェフからのサービス品。

食後のフルーツ:

これもシェフからのサービス。日本だと,果物に塩をちょっと付ける,というのが多いけれど,中国では何についても砂糖をかけるらしい。ということで,上白糖がかかりまくってます。

飲み物では,中国東北部のお酒,というのを試飲。コーリャン(←実物は見たことない)なんかで作られたお酒ということだけれど,非常に華やかな香り。が,アルコール度数52/62度w 口当たりの良さにグビグビ逝くと,本当に逝ってしまいかねない。

ちなみに,別件でいただいた,DEMELのチョコバンブー

パッケージが面白い。商品説明には「スイートチョコ」とあるけれど,結構ビターに感じるのは???