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~ヘタレ研究者は今日も逝く~

Old Palace

故宮博物院シリーズ。台北と違って北京は,美術品じゃなくて建築の世界。

それにしても,「人大杉」って言葉は,まさにこういうのためにあるんだなぁ,と実感させられる。もういっぺん逝っとこう「人大杉」。

いやまぁ,「見ろ,人がゴミのようだ」でもいいんだけど。天安門の方から,次から次へとお上り団体客さんが雲霞のごとく湧いてくる。ちなみに,入り口前では,人民解放軍(?)が訓練中:

これが本体。ここから見下ろすと,ラスト・エンペラーのシーンになる:

裏側の,皇帝様の輿が通る道。オイラのような庶民は入れてもらえない:

外廷から内宮への門。ここから満州文字が登場:

皇帝の玉座の上には,どこにも,龍が宝珠を咥えているこういう装飾が。皇帝たる資格のない人が玉座に座ると,この宝珠が落ちてきて死んじゃうらしい:

故宮の中には,こういう風に,不自然にねじれた杉(だと思うんだけど,漢字表記は「柏」になってた)がたくさん。奇岩もたくさん:

日時計。なかなか正確:

出口の神武門から景山を望む。これからあそこに登るぜ!:

景山山上から故宮を見下ろすなり:

角楼。この近くでたこ揚げしてた。The Kite Runnerを思い出すなぁ:

中心部分の建築には,団体客が多くて騒々しいけれど(でも,建築はネ申),その左右の後宮部分は,団体客が少なくてやや静か。

特に,東側の後宮部分は,宝物の展示室になっているけれど,やはり台北に比べると大幅に落ちる。展示品も,大部分が清の乾隆帝以後のものばかりで,あの青磁白磁とか唐三彩とか青銅器とか玉とか書なんかのネ申クラスのものは,全部台北だねぇ,というのがよく分かる。あー,この前の台北行きで,故宮に行く暇がなかったのが惜しまれるorz

ちなみに。景山入り口から,地下鉄の天安門西駅まで,徒歩で18分で行けた。うほ。