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~ヘタレ研究者は今日も逝く~

harvest moon

本日は中秋節。ってことで,北京では月餅が色々売っていたので,北京っ子に一番人気と言われた「稲香村」というメーカーの月餅をいくつかげっつ。まずは,一番伝統的な古い形の月餅「白来白」:

皮はかなり堅い。揚げた感じで,がちがちに堅い。中には,ナッツ類・干しぶどう・氷砂糖など色々入ってる。日本で普通に入手できる月餅とはかなり違う。昔の人はこう言うの食べてたんだろーねぇ,と思わせる。見たとおり,山査子餡と金木犀餡との2種類。

その次に古い形だと言われた,「提奬月餅」:

形は現代の月餅になっているが,これも結構堅い。白来白と同じく,ナッツなどで香ばしい。素朴な感じなんだけど,中国茶(現在,阿里山の品評会頭奬のお茶を飲んでるところ)とよくあう。抹茶の合う和菓子と違って,脂っこい中華菓子は中国茶があわせやすい。

最後のこれは,現代的な月餅:

細沙なので,要するに小豆餡。このほか,紫芋とかココナッツとか苺(!)とか,色々なバージョンの餡があるのも,現代の月餅の特徴。もちろん,餡とは言っても,和菓子とは違って脂を入れて練ってある。こちらは,日本でよく売られているのと同じように,柔らかで食べやすい。昔の人に比べると,現代人は怠け者になっているのかも。まぁ,食べ物は,時代が下るにつれてどこでも軟らかくなっていく傾向があるからなぁ。

おまけ。新彊からの留学生(少数民族系)が,無事日本に戻ってこれたときに持ってきてくれた,新彊のチーズ:

ドライヨーグルトって感じで,ある意味チーズの原型なのかもしれない。なかなかにうまいけれど,かなり堅いorz