hopping around

~ヘタレ研究者は今日も逝く~

beamer

もうすぐAnn Arbor生活も終わりなので,evaluationのまとめをば。

- Advanced MLE

ぽりさい人向けにアレンジされているところはどーよという気がしないでもないけれども,なかなかできの良いコース。それなりの前提知識(matrix algebraでのregression, MLE, Time Series)があればかなり楽しめる。instructorは,前半のZorn(TSCS)が特にいい。後半のJones(survival)は,ちょっとぬるいけれど,テーマ的にはいろいろと応用範囲の広い手法だし,今までちゃんとやったことがなかった(Chicago ECONの1年目では触れられなかったし,LaLondeは1回の講義であっという間)なので良かった。

- Simultaneous Equations

あまり使えない。なんとゆーか,まずもってinstructorのぴあっとがダメダメですね。僕より数学能力が低い。テキストとかペーパーとかに出てくる数式の「意味」が分かってないし,自分でそれらをderiveする能力もない(ZornとJonesは当然ある)。だから,極論すると,assigned readingsに書かれていることの一部を板書しているだけで,直感的な説明をすることもできない。きちんと理解してないから間違った説明を時にしたり,質問すると説明が二転三転したりする。これなら僕の方がまともな授業できるなー,と思ったりしました。TAもいまいち。

- Blalock lectures

これはworkshopでなくて短期集中講義。出たのはmissing data/graphics with R (lattice)/caual inference/singular decompositionで,どれもなかなか面白かったです。直接役に立ちそうなのは最初の2つくらいだろうけれど。

それはともかく。

A-MLEのJonesが,beamerというので授業をしていて,これがなかなかcoolなので,自分でも使ってみようとおべんきょを始めました。そういえば,UofCでも,えみりぃ他が使っていたような気がする。

これ,普通にペーパーや講義ノートlatexで書いていると,それがそのままプレゼンになる,というコンセプトのなかなかの優れものです。powerointよりかっこいいし,数式も入れやすい。powerpointに数式を入れるときは,普段は,texpointを使ってやっているけれど,texpointよりもbeamerの方がはるかに楽。texpointは,別に数式用のファイルを用意しておかないとダメなのが面倒。

このbeamerのテンプレートをいじくっていたら,Ann Arborという名前のテンプレートがあって,きちんとUofMのカラーになっているのはほほえましい(Wolverineというカラーテーマもある)。誰か,Chicagoとかmaroonっていうテーマを作ってくれないかな... ちなみに,デフォルト以外のカラーテーマでは,Lufthanzaカラーのcraneが結構お気に入り。