で,matlabを体験してみた感想は。
何はともかく,青葉山って遠い,です。MTBならさくさく登れるけれど,さすがにママチャリだと登りがかなりきつい。そもそも,情報シナジーセンターって,この前クマさんが出たあたりに,東北大キャンパスの中では一番近接しているような気がする。
で,matlab自体の感想は。
やっぱり大型計算機は計算速度めちゃくちゃ速い。
使い勝手の方に関して言うと,CやFORTRANよりはお気楽に使える。とはいえ,StataやRのような「パッケージソフト」とは違って,行列計算に特化したプログラミング言語,って感じですね。統計系のコマンドがさほど揃っているわけではないので,自分で行列演算を組む必要がある(まぁ,計量経済学で使うのはそんなたいしたものでもないけれど)。でも,Stataか,そうでなくてもRでだいたいのことはできるはずであって,そうすると,matlabのニーズが出てくるのは,MCMCとかBayesianで計算量がめったやたらに多いからRなんかで計算していたら日が暮れるぜ,みたいなケースとか,MLEを自分で組んで計算したいぜ,なんてケースくらいだろうか。
そうだとすると,matlabって,そもそも統計以外の利用がメインであって(統計部分はごく一部に過ぎない),今日の講習会で使われた実例も,工学系ばりばりな「デジタル信号処理」という,ちょwwwwwwwwwおまwwwwwwwと突っ込みたくなるテーマだったくらいな代物だから,わざわざ10万オーバーも払って買うものかな,という気がしないでもない。まぁ,研究費が余っていたら買ってもいいか。
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話は変わって,最近げっつした本のリスト:
- Orley Ashenfelter, David Card
Handbook of Labor Economics Volume 3 : Volume 3A
いや別に労働経済学に進出するというのぢゃなくて,ただ単にch.31のHeckman-LaLonde-Smithが欲しかっただけです。
- Ken Binmore
Playing for Real: A Text on Game Theory
げっつしてぱらぱらと見てちょっとびびる。なぜにAlice in Wonderland...
- Alan Agresti
An Introduction to Categorical Data Analysis
Agrestiのは,introductionでないのも持ってるんだけど,2nd ed.がでたので記念げっつ(意味ふ)
- Myoung-jae Lee
Micro-Econometrics for Policy, Program, and Treatment Effects (Advanced Texts in Econometrics)
この分野では標準っぽいので,とりあえずげっつ。薄いからさくさく読めそう。
- Janet M. Box-Steffensmeier, Bradford S. Jones
Event History Modeling: A Guide for Social Scientists (Analytical Methods for Social Research)
ICPSRで教科書指定されていたのでげっつ。どんなもんだか。