hopping around

~ヘタレ研究者は今日も逝く~

Philadelphia - Munch - Chagall

てなわけで,まったりと3つ行ってきました。今シーズンは他に行くとしたら,東博でやってる大徳川くらい? 行くときはKissD持ってついでにこれも。

で,上の3つですが,Philadelphiaがやっぱ一番の見物かな。混んでたし。どっか他で見たことあるなーというのも結構ありましたが,日本人受けしそうなのを持ってきてます。これを見て,本体に行きたくなったんだけど,ここしばらく渡米のチャンス無し(渡米しても,どうやってPhiladelphiaに立ち寄るか,という問題があるけど)。2FのPhiladelphia紹介ビデオで,「ここに来る人はみんな美術館前の階段を駆け上るんだ」とやっていたのは噴きました。なぜかは見てのお楽しみ。

Munchは,綴りだけ見てると「みゅんひ」と発音したくなるのはさておき(←Munichに綴りが近くて何となく連想する),

なかなか意外。ムンクというと,i0iを思い浮かべるのが普通だと思うけど(そして,その手のもあるんだけれど),それ以外の側面――タイトルの「装飾の画家」――の部分を前面に押し出すような形で展示がしてあって,なる~という感じでした。ただ,ちょっと暗めであんまり好きにはなれない感じ。ユトリロのような暗さは好きなんだけど。

Chagallは,入場料が変に安いなぁと思っていたら,基本的に国内のものを気合いで集めてきて,海外からは借りてないからのようです。油彩はあんまり多くなくて,版画主体だけど,Chagallを見に来る人というのは,やっぱり「色」を見に来る側面が強いから,まぁそれでも特に問題はなし。見てて思ったのは,国内のChagall収集は,戦後の後期~晩年のものが多くて,よく知られている初期のものとは,テーマも色遣いも結構違ってきてるんだね,というところ。いずれにせよ,この手が好きなら,安い割に結構いい感じ。