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~ヘタレ研究者は今日も逝く~

kobe patisseries vol2

因数分解とパンデクテンって,どこが違うんですか?(挨拶)

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まずは,御影高杉@三宮そごう:

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グリュティーヌとB&F。まずもって,サイズが大きいです。ドイツとかUSとかで売っているケーキよりちょっと小さいくらいのサイズがある。

グリュティーヌは,見た感じフランボワーズ系のムースとチョコスポンジかなぁ,と思ったけれど,ちょっと違った。ムース部分はフランボワーズほど酸味は強くなく,それとバランスをとるためか,チョコスポンジ部分も,見た目ほど重くない。確かに,フランボワーズムースと合わせる場合は,下もチョコムースにしたり,バターケーキ並みに重いチョコスポンジにするのが一般的だけど,これはこれでありか。ふわふわビスキュイとバターケーキの中間くらい。確かに,サイズが大きい分,あんまり強烈な組み合わせにすると食べているうちに飽きてしまう危険性があるけれど,これならこのサイズでもさくさく食べられてしまう。上のブドウみたいに見えたのには,結構洋酒入ってる。

B&Fは,おそらく,banana and figの略。バナナとイチジクのケーキ。ただ,さほどイチジクの存在感はなく,バナナの香りが全体を覆う。見た目の割にはグリュティーヌより軽い。

この2つだけから判断すると,フルーツのさわやかな特長を生かしたケーキ作りをするというよりは,中庸で無難な作りをするケーキ屋さんだろうか。確かに,見た目も味も上品ではあるんだけど,もうちょっとパンチ(個性)があった方が好きだなぁ。Maison Henri Charpentierの方がかなりよかった。

も一つ,SHIN Factory@三宮そごう:

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サンマルクとカフェ・トロワ。こちらは,日本の普通のケーキサイズ。

サンマルクは,重ためのこくのあるしっかりしたチョコに対して,さわやかなクリームムースがバランスをとっていて,上のしゃりしゃり感の残ったカラメル部分もいい感じ。

カフェ・トロワは,名前の通り,コーヒー味のバタークリームメインのケーキ。バタークリームはちゃんと作ると名前の割に軽い食感になるけど,これもそう。かりかりのキャラメライズされたクルミがアクセントになっていてよい。リンゴがちょっと入っているけれど,さほど存在感はない。単にバタークリームの食感を軽くするのが目的?

御影高杉に比べると,上品さは欠けてカジュアルな作りだけど,こっちの方が味がはっきりしていてわかりやすく好みだなぁ