院生さんたちにQu'il fait bonに拉致られた。GW中なんで,仙台の街中混みすぎやー。アーケードの人出もすごいし,qu'il fait bonでも待たされました。
抹茶のティラミス:
柑橘のタルト:
ゆずとヨーグルトのタルト:
大勢で行くと,いろいろ試せるからいいね。
抹茶は,この4品の中で一番個性的。ティラミスの上のクリーム部分に入っている抹茶の存在感がすごい。その辺の普通の「抹茶風味ケーキ」とは違って,抹茶の苦みと香りがもろに前面に出てきてる。こういうのも案外いいかも,と思わせてくれる。
柑橘は,中心から周辺に向かって,金柑・オレンジ・グレープフルーツ・甘夏・日向夏。カスタードとラフィネが緩すぎて(フレッシュタルトだから,アパレイユに火は入れてないはず),へたれてきているのが難点だけど,柑橘のさわやかさとカスタードはやっぱりあう。ただ,中心から周辺に向かって食べていくと,だんだん味の穏やかな柑橘へと移っていって,最後が風味の最も繊細な日向夏になってしまい,そのインパクトが薄れてしまう点はやや減点。逆向きに食べればよかったんだけど,やっぱタルトって,中心から先に食べるよねぇ?
マンゴーは,酸味は抑えめで,甘みも抑えめの穏やかな味。日本人受けはしそうだけれど,フランス菓子的なはっきりした味の好きな僕には,やや今ひとつか。これよりもむしろマンゴープリンのタルトの方が,シブーストとマンゴーの対比,クリームとタルトの食感の対比,っていう感じになって良かったかも。
ゆずは,「ヨーグルト」という割には,さほどヨーグルトの味は主張しない。おそらく,ゆず自体,味というよりは香り主体のフルーツだから,ヨーグルトを強く出すとゆずが負けると考えたんじゃないだろうか。なので,フィリング全体は控えめの味付け。けれども,その代わりに,タルト生地がざっくりしていて香りも良く,こちらの食感の対比を前面に持ってきた作りになってる。この辺は上手だなぁと感心させられる。
院生さんたちには,続いて「サンドイッチほそや」というところに拉致られる。自称「マクドナルドより先にハンバーガーを売っていた」(日本で)お店らしい。いやまぁ,アメリカ行ってダイナー入ったら,ハンバーガー以外に選択肢が存在しないなんてことは日常茶飯事ですが何か。
カウンター席しかない狭いお店で,いかにも「昭和」な雰囲気。突っ込みどころ満載のメニューとかとかとか。
で,出てきたハンバーガーは:
んー,パテはちょっとwell-doneになってない? ジューシーさがあまりない。アメリカでちゃんとしたハンバーガー(BBQのときのお手製とか≠スーパーで買ったの)食べると,たとえ牛100%でもちゃんとジューシーになるんだけどなぁ。バンズも普通のもので特にひねってあるわけでもなし。
というわけで,どうやらここは,味というよりは雰囲気を楽しむために行く店らしい。の割には,テイクアウトしてく人が結構いたのがちょっと不思議。僕はファーストフード店のハンバーガー食べないので比較できないけれど,ひょっとすると,そういうのとはまた違う味,ってことなんだろうか?
で,最後に,玉澤で柏餅げっつ:
やっぱ柏餅はみそあんにかぎりますのー。