何か司法試験の配点割合が変更されたよー,というお話しを聞いたのだけれど。
統計屋さん的な見方からすると,いくつか注意点が。
- 配点割合≠重み
∵結果に聞くのは,絶対点じゃなくて,分散の大きさだ
- 科目の少ない方が,足しあわせたときに重みは大きくなりやすい
∵合算する科目数が,多ければ多いほど,それぞれの科目の間で点数が1未満の相関を示すことが多くなり,それによって,分散は小さくなる(Var(X+Y) = Var(X) + Var(Y) + 2Cov(X,Y))
まぁ,従前からのマージナルな変化という点では,基本的に同じことが言えはするので,論文が重くなったよー,というメッセージ自体に変化はない。