hopping around

~ヘタレ研究者は今日も逝く~

pot

例の書評会で本郷に行ったので,ついでに,本富士署のはす向かいあたりにある壺屋総本店で,壺型最中と壺最中をげっつしてみた:

開封してみるの図:

壺型(上)も壺(下)も,皮が茶色いのが粒餡で,皮が白いのが漉し餡。

まずは,味が相対的に弱いであろうと想像される漉し餡から。ナイフで2つに割ってみて,「おぉーっ」。切り口,そして食感が,普通の漉し餡ではない。ちょうど,白松が最中のごま餡(←白松の中で一番おいしいと思う)によく似たねっとりとしたテクスチャー。水飴比率が高いのかなーとも思ったけれど,意外に味は上品でしつこくない。コクがあるにもかかわらず。安い漉し餡にありがちな粉っぽさもない。

粒餡の方も,これまた不思議。餡の感じとしては,きんつばに近い。小粒の小豆の形が崩れずよく保たれた形で残っていて,しかもその小豆の粒に透明感がある。粒餡を自作すると,茹でた小豆をぐしゃぐしゃっとつぶしてしまいがちだけど,そんな乱暴な作り方をせずに,煮物に近い感じでゆっくり煮詰めでもするとこういう感じになるのかなぁ。ここの粒餡は漉し餡的で,漉し餡が粒餡的なのが面白い。しかしまぁ,こんなのを食べていると,秋保おはぎがいかに塩味が強いかというのが,如実に分かるw ちなみに,甘みは粒餡の方が強い気がする。どちらもしっかり甘いけれど,上品なところがいい。

で,どっちが好きかというと,皮に焦がした香ばしさがある粒餡の方が,餡とのバランスもあって好きかなーという感じ。ちなみに,壺型と壺とは,基本的に大きさの違いだけのよう。壺々最中というさらに小型のもあったけど,買おうとしたら,おじさんから「それみんな中身は同じだよー」と言われたので,買ってない。何て商売っけの無い人だwwwwww

食べ物つながりで,この前cafe takで言われた,「日本人は内臓嫌い」にささやかな反旗を翻すべく,鶏レバーパテを作ってみた:

色が黒いのは,白ワインでなくて赤ワインで作ってるから。普通のパテのレシピと違って,生クリームもバターも入ってないけど,バゲットに載せて食べると激うまで止まらなくなるやう゛ぁさ。レバーのコクがぁぁぁぁ

も一つついでに,発掘もの:

台湾でTさんのご両親からいただいた,品評会お茶の箱の後ろに,品評会の仕方が載ってた。なるへそー,こういう風に評点を付けているのか。