hopping around

~ヘタレ研究者は今日も逝く~

cafe tak

うちの近くにある,ベラルーシ料理屋さんがなかなか評判良さそうなので,行ってみた:

tak09july1.jpg

チキンスープ:

ジャガイモとか野菜の甘みと,鶏のだしがよく出てる。ディルがアクセント。魚じゃなくて肉にディルを使うとは面白い。

グリーンサラダ:

ペリメニ

これは,ベラルーシ版の水餃子。かかってるソースがなんだかよく分からない。オイラ「生クリームにちょっと酸味が入ってる?」相方「サワークリーム?」と激論を戦わせた後,店主に尋ねてみたら,「サワークリームなんだけど,日本のサワークリームだとベラルーシサワークリームと違うので,生クリームを自家発酵させて作ってます。」なるー。二人の答えを足して二で割ると正解w

ポークピカタと蕎麦の実のカーシャ

ピカタの衣が面白い。コーンスターチか片栗粉みたいな澱粉系を卵で溶いた感じで,ちょっとぱりっぱりっとした食感の衣で,豚肉とよくあっている。カーシャは,蕎麦の実ときびと一緒に炊いたご飯で,雑穀ご飯みたいな感じだけれども,ほのかな甘みがあって,塩味系の豚肉とあわせるとなかなかぐー。

ラニキ:

ジャガイモのパンケーキ。なんかどこかの国の料理で似たのがあったなー,という気がするんだけど思い出せない。ぱりっとした表面の焼き具合と,再びのサワークリームソースがなかなかいい感じ。

全体的に,ボストンでまっぴーやともぞーさんと食べたポーランド料理のcafe poloniaに比べると,向こうが塩も油も強かったのに対し,全体的にマイルド。「日本人向けにアレンジしてるんですか?」と聞いてみたら,「いや,それはボストンの方が,アメリカ人向けに濃い味付けにしてるんでしょw」との答え。そーなのかー。隣国だけあって,メニュー的にはよく似てるんだけどなぁ。どれも,食べ慣れない新鮮な味付けで,でも結構おいしく食べられる上に,お値段もリーズナブルなので,なかなかおすすめ。もちろん,舌が保守的な人には勧めないけれども。

店主と雑談してると:

- ボルシチは,作るのが大変(前日から仕込む必要がある上に,ビーツの色がさめるので2度入れないとダメ)なので,10日に1回の割合でしか作らない。ちなみに,夏場には冷たいボルシチも出るでぉ

- 東北大の留学生さんがよく来るので,盛りを多めにしている(が,アメリカンに慣れたオイラたちにはちょうど良いくらいだった。普通の日本人にはちょっと多めかも)

- 基本的に,現地と同じ味付けにしようとしているけれど,同じ素材でも味が違うことがあるので,その辺は致し方ない

- 内臓料理が本当はおいしいんだけど,日本人のお客さんにはどうも受けない(もったいない... orz)

とのこと。ちなみに,美人と評判のベラルーシ人の奥さんは,この日はお出かけで不在だった。残念。