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~ヘタレ研究者は今日も逝く~

informel

ブリヂストン美術館で開催中の

アンフォルメルとは何か? —20世紀フランス絵画の挑戦

を見てきました。

大震災のために海外の美術館からの出品がほとんど取りやめになって,ほぼ国内の美術館からの出品ばかりだったけれども,展示の質はいいし,理解もしやすい。とはいえ,元々が「l'art informel」という一つのグループに集約することができるかどうか怪しい位の幅の広い流派ではあるのだけれども。

意外にも,後半のいろんな文化的背景を持っている人の派生系バージョンのあたりが,それぞれの「個性」の現れ方が独特で,なかなか楽しめた。

表現主義とは違う(と自称してる)んだけど,ああいった感じの抽象絵画が好きな人にはお勧め。