その3,Emils GustavsのHeart of Forrest:
ラトビアのショコラティエで,かなりユニークとのことだけど,確かに,フランスのショコラティエとは作りが違う。フランス系だと,表面をダークorミルクチョコでコーティングして,それを食べていくと,何層にも複雑な味が顔を出してくる,という形で構成するのに対し,こちらは,フリーズドライにしたラズベリーとかパッションフルーツとかヘーゼルナッツとかを,表面にまぶしてウニ状に構成する。このため,食べ進んでいて「あれ,これはなんだ?」っていう驚きは発生しない。
食感の方向性がかなり違うものが(外から見た状態で)並んでしまうため,洗練と言うよりは,ちょっと田舎くささを感じてしまう。特に,2つのハート型のチョコは,ドライローズを立てて,バラの香りをチョコにつけているんだけど,ちょっとドライローズが刺さって食べにくいorz(チョコの口溶けも,今ひとつ悪く,ガリガリ君な感じ)。
というわけで,ここまでのまとめ:
Christophe Berger > Frédéric Cassel >>>>>>>>>>> Emils Gustavs
ってところかな。いや,エミルスがまずいというわけではないのだけれども。
ともあれ,本年もどうもありがとうございました。