京都の老松を思い出す。
野菜類の蜜炊き。普通の砂糖ではなく,和三盆の特徴的な味がする。
まずはシメジ。おー,シメジの味と香りが残ってる。あのシメジを良くも和菓子に仕立て上げたなーと感心するけれども,わざわざシメジを使わんでも,という気がする。
続いてゴーヤ。苦みがしっかり効いていて,これはおいしい。
生姜。これも,辛みをかなり強く残した作り。人によって好みは分かれるだろうけれども(相方は辛すぎるという),僕はこのくらい辛くても大丈夫。おいしい。
ニンジン。うーむ,ただの和風グラッセというか,この詰め合わせの中では,元々クセのない味の野菜なので,蜜煮にしたときに,平凡な味になってしまっている感じ。もっと個性の強いのに工夫を加えた方が良い気が... 苦みや酸味や渋みがあるものに対して甘みを合わせていくのが,お菓子としての鉄則だと思うんだけども。
甘夏。自家製甘夏ピールを作ったことがあるけれども,やはりこの系統のものは,苦みがあるので蜜煮にしたときにおいしい。甘夏の香りも良い。
というわけで,個人的なランキングは,
ゴーヤ≧甘夏≧生姜>>>>>シメジ>>>>>>ニンジン
ってところかな。大変おいしいものを,どうもありがとうございました。