hopping around

~ヘタレ研究者は今日も逝く~

native check

週末は東京出張でした。とーきょー暑かったよ....

出張前に,ソフトローシンポの英文原稿のためのネイティヴチェックが納品されていた(←ソフトローの経費でやってくれるというので,初めてネイティヴチェックってやってもらった)ので,東京行きの新幹線の中でチマチマ直して,本郷に着いてから藤田せんせに手渡し。

ネイティヴチェックって,Word/RTF/Textしか受け付けないということで,TeXはダメ(←一応ASCII textではありますが...)なので,どうしようかと思っていたところ,LaTeX2RTFという,RTFに変換してくれるフリーソフトを見つけたので(ただし日本語ダメっぽい),これでRTFに変換して発注。日本語の場合は,最悪,dvipdfmでpdfに変換してからAcrobatの機能でテキスト抽出なのかな... それだと本文と脚注が区別されずに抽出されるから,困るんだけど。

で,初体験の感想ですが:

- 結構細かい冠詞のミスとかまでチェックしてくれるのでうれしー

- たまに,「ここはちげーだろ」と突っ込みたくなるミスがある(文法的にあり得ないこともあれば,意味を取り違えているための勘違いもある)ので,Wordの修正部分を一つ一つこちらで手動でチェックしないでそのまま反映すると恐ろしいことになる

そのまま,7月の「法と経済学会」シンポについて,柳川せんせ・藤田せんせ・田中さん・僕で打ち合わせ。結局,「法学における経済学教育」ではなくて,「経済学研究者の『法と経済学』がいかにダメか」について,田中さんと僕とでボコボコにする,というシナリオで行くらしい。うは。今度は経済学者にもテキを作りますwwwwww

そのまま日曜日は,国際私法の研究会。ちょっと早めに行って,こづやんと打ち合わせ。結局,「不法行為法の目的」についてジョイントで書きましょー,ということになりました。あまり期待しないでお待ち下しあ。

ついでにもう一つ,商事法務のIさんから,「こづやんとジョイントで,手形法+電子記録債権法の教科書でも書かない?」というメールが突如来ていたので,その件について問い合わせ。何でも,電子記録債権法ができて,2008年末までに施行ということは,2009年4月1日の時点で施行されていることになって2009年の司法試験の対象に入るから,法科大学院で教えなければならないことになって,そうすると教科書作っておくと売れるんぢゃないだろーか,というのが出版社のハラらしい。まぁ,そんなの出さなくとも,どうせ,債権譲渡に人生かけてるI田M朗せんせあたりが弘文堂の「解説」シリーズで出しそうだし,別にいいんぢゃないの,と思うわけではありますが。会社法の教科書なんぞよりはよっぽど食指が動きますが,いかんせん書いている暇が。それに書くにしても,何をどこまでやるかって結構問題ですね。例えば,パズルチックな利得償還請求権とかどーかな,って気もするし(頭の体操にはなるけれど)...