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~ヘタレ研究者は今日も逝く~

ShihogaMatsushima

げっつ!

白隠展行ってきました。もっとも,スタートは塩竃神社

↑の正面参道からアプローチする人はほとんどおらず,たいていの人は,裏側の観光駐車場からアクセスするらしい。境内は,「塩竃桜」がちょうど満開:

3枚目にあるように,宮詣に来ている家族がかなり多い。こういう風習が未だにきちんと残ってるなんて――関東だとそんなに見ない――,いい感じ。4月29日で,「昭和祭」というのをやっていて,たぶん昔の天皇誕生日昭和天皇)だからだろうか?

萌葱色っていうのか,3人の音楽隊のうち,一番後ろの笙(?)の人の音色が,なんかパイプオルガンっぽくて面白かった。他にも境内には花がいろいろ:

さらには,拝殿横で,野草展示会のようなものまで:

そうそう,拝殿前付近は,Harry Nilssonのこの佳曲(←歌詞が秀逸。聞いていて思わずニヤリ)を地で行く風景が:

GWだってのに,いくら連休の谷間とは言えここまで空いていていいんだろうか?と思わせるような船(→冒頭のえびせん投与)で,塩釜から松島へ:

で,松島で船を降りると,松島湾内クルーズにすごい人の列。なるほど。普通の人は,松島から出発して松島に帰る訳ね。

そして,白隠展をやってる瑞巌寺へ。門を入る前は,いかにもな観光地だけれど,門を入ると,杉並木がなかなかいい。もちょっと人がいなければ(早朝に来れば?),かなりいいかも。

方丈前の臥龍梅は,すでに散っていたけれど,確かにこれが咲いていればすばらしいだろうなぁと想像させる枝振り。普通の梅ではなく,4月20日頃に満開になる(とはいえ,温暖化を考えれば4月中旬?)ので,来年以降にトライしてみよう。が,梅は時期的に致し方ないとはいえ,方丈裏の枝垂れは見事:

若葉の緑との対比が美しい。のどか~♪

宝物館の白隠は,難解だけれども(これが分かった江戸期の庶民(と,教える側)の一般教養のレベルはかなり高い?)なかなか良かった。一品お持ち帰りするなら,軽妙洒脱なみそさざいかなぁ,となってしまうところは我ながらヘタレてますが(ちなみに,僕の研究室のドアは,現在は,Chicago Marathonポスターだけど,他のストックとしては,ボナールとユトリロが1枚ずつ。自家製写真をカラープリンタで打ち出すのもときにあり)。

最後に,境内の洗心庵でくずきりをげっつ:

senshin-kuzukiri.jpg

黒蜜+きなこでなく,梅シロップなところがさわやか。アイデアの勝利!って感じですね。そういえば,彦一のあんみつって未だに食したことがない。原田宗展か誰かが,彦一は,オプションが豊富なのがいい,って書いてたような記憶があるけれど。

以上をまとめてみると。塩竃&松島って観光地ぢゃん,って今まで馬鹿にしていたけれど,案外にいい。売れるだけのことはあるんだね。天気も快晴だったし雰囲気もぐー。

ちなみに,松島には欧米系の外国人観光客がいたのに対し,塩竃神社には中国系観光客がいたのは,どういう訳だろう? 前者は理解できる(外国人向けガイドブックに載ってる)けれど,後者の原因がよく分からない...