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~ヘタレ研究者は今日も逝く~

The September Issue

相方とThe September Issueチネラビを見てきました:

チネラビがBiviに移ってから初めて来たけど,狭くなって音響も悪くなったなーというのはさておき。

この映画は,めちゃくちゃおもしろい:

(以下,ネタバレ注意)

- Graceつえぇぇぇぇ。センスも生き方もすごいんだけど

- Annaこえぇぇぇぇ。相手の全人格を否定するようなあの言い方はないっしょ....

- しかし,Annaの娘は普通の「アメリカ人の女の子」になっちゃってるなぁ。娘には甘いのね

- Annaが,カメラを向けられたときには,必ず下からぐっと睨み上げるようなポーズをとるのが,「見得」っぽいw

- VOGUEの役割分担がすげぇぇぇぇぇぇ。トップで全てをコントロールするのがビジネスに徹するAnna,その下にGraceを初めとする才能あふれるクリエイターたち,そして,Annaとクリエイターの間の激突を必死で取り持つ緩衝役たち

- Andreが初登場時からヤバイ雰囲気(スーツに毛皮)だったが,メタボ予防のテニスシーンで噴いた。何かこういう人どっかで見たことあるような気がするなぁ,と思っていたら,相方から,American Idolの審査員の一人じゃないか,というsuggestionが。言われて見ればそうかも。

- 錚々たるトップデザイナーたちの必死感がすげぇぇぇぇぇぇぇ。特にJean-Paul Gaultier。その横で「つまんね-,ひまー」オーラ丸出しのAnnaとGraceってwwwwwwwwwww

- デザイナーといえば,Thakoonも完全に血の気が引いているところがすげぇぇぇぇぇ。あぁいうのは演技では出ないねぇ

- イタリア人カメラマンのMarioが,いかにも「お調子者のイタリア男」って雰囲気満々で,死亡フラグ立ちまくりという感じを漂わせていたら,予想通りにこけて笑える

- Annaの着ている服がいちいちすげぇぇぇぇぇぇ。あれは普通の人では着られない。ましてやあの年齢では。

- そういえば,Gaultierのシーンで出てくるアシスタント(?)の女性の足が人間と思えないほど細いので,???と思っていたところ,相方によると多分あれは拒食症だとのこと。確かに,これだけの環境で仕事してたらねぇ。

- Hotel Ritzって.....

- でもAnnaの自宅(Long Islandの別荘?は除く)は,割とふつーのtownhouseだ

- みんな英語がすごくきれい。ちょっと英語が分かる人なら,字幕いらないんぢゃ。少なくとも東北の地方ニュースで流れるインタビューより聞きやすい

てなわけで,別にふぁっそんを知らなくとも,ビジネス・ドキュメンタリーという観点だけでも十分に面白い(ふぁっそんを知っていた方が遥かに面白くなるだろうけれど)。お勧め。

#にしても,日本の映画館の観客はやはり静かだ... 全く笑わない。屍のようだ......