今朝の日経1面トップ:
東大、秋入学への移行検討 国際化を加速
だけど,なかなか面白い実験ではある。
理屈の上では,clientele effectを狙った合理的な戦略ということになりそうだけれども,これって「ギャップイヤー」の分だけ学生にコストがかかるわけで,いろいろと仮説が立てられそうだ。それを実証できるようにちゃんと一人一人をトラックしたデータセットが作られたら,labor/educational econの人たちは+(0゚・∀・) + ワクテカ +だろうなぁ。
たとえば,
- ギャップイヤーの分だけコストがかかるわけで,シグナリングにならないかなー- でもそれを考えると,self-selectionが結構かかるので,推定作業はいろいろと大変だなー
- return to educationがどう違ってくるか
- 特に,return to educationのうち,当該個人に発生するものと,社会全体に発生するものとがあるわけで,後者が大学(国公立・私立を問わず)に多額の税金がつぎ込まれている根拠なのだけれども,↑のclientele effectは,どちらかというと前者の側面に着目した戦略なので,後者の側面にも配慮しないと批判が来るかも
って辺りが面白そうなresearch themeになりそう。