願いの糸:
ずんだ羹:
賣茶翁のおねーさんによると,七夕が始まったけれども,県外の客は例年の半分くらいとのこと。むむー。今年の七夕は,例年と違っていい感じなのにねぇ。もったいない。
で,そんな七夕仕様ということで,「願いの糸」と,そして賣茶翁がずんだを扱うとどうなるかに興味があったので,「ずんだ羹」。
願いの糸は,求肥で粒餡を包んだもので,相変わらず粒餡なんだけれども漉し餡のような上品さに,求肥のおいしさが対比されてウマー。
そして興味のあったずんだ羹。ずんだの青臭い香りは十分に残してあるし,ずんだ餡っぽいざらざら感もあえて残してあるのだけれども,ちょっと卵白の泡立てたのでも入れたのかと思わせるようなふんわりとした軽さもあって,上品な味(ちなみに,東北のご家庭ずんだにありがちな塩はほとんど感じられない)。なるほど,賣茶翁がずんだを扱うとこうも上品になるのかー,と感心。
こちらは,七夕見物の途中で立ち寄った彦いちのかき氷。大島(黒蜜)と甘露(白蜜):
もちろんイチゴ・レモン・宇治金時なんていう普通のかき氷もあるのだけれど,あんみつの彦いちの売りは,むしろシンプルなこの2品。
食べ比べてみると,最初は,黒蜜でインパクトのある大島が上かな,と思っていたけれど,食べ進めるとさっぱりとした甘露もなかなかいい。大島派と甘露派で対立が起きるのも分かる気がする。