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~ヘタレ研究者は今日も逝く~

akamaru

雑司ヶ谷にある赤丸ベーカリー

下町の住宅街の交差点の角にある。目白駅からだと,目白通りを進み,都電荒川線を越えてから細い路地を下っていったところに,突然お店が出現する。この交差点の周囲だけお店が残っていて,昔は商店街だったのかもしれない(ちょっと逆光が激しいorz):

(Ultron 40mm F2)

げっつしたのは,上食パン:

赤丸プリン:

赤丸ラスク:

カレーパン:

どれも至ってフツーの味だ(いい意味で)。材料にこだわっているわけではないし(そんなにいい粉を使っているわけではない),技術的にもすごいわけでもない。どちらかというと,昔ながらの「町のパン屋さん」の作り方を維持しているところが,かえって個性を発揮しているところが面白い。

食パンも,リッチさだったら,近所のみやぎ生協のパン屋の方がおいしいし,ラスクだって最近のおしゃれなラスクはもっと上品な味だし,プリンも最近はやりの「とろとろ系」ではない。ラスクは,余ったパンを揚げて,たっぷり砂糖をまぶしたぜ!って作りでがつんと甘いし,プリンも卵の黄身が強いかっちり堅い作り。僕なんかが自分でお菓子を作るんなら,こういう方向で作るよね,といういわば「ご家庭の味」をまじめに作って見せました,というところが,上品さはまったくないのだけど,原始的かつ直接的に旨い,という方向性なのですね。

だから,食べログを見ても,そういう方向性に郷愁を感じる人からは評価が高いし,純粋に味を追い求める人からは評価が辛い。

うちは,割と前者派だったので,同じく近所の西友で安売りしていた牛もも肉(オージー)で相方が作ってくれたお手軽ローストビーフにあわせて食す:

グレービーソースも合わせて食パンに挟むと,激(゚д゚)ウマー