hopping around

~ヘタレ研究者は今日も逝く~

Suzhou 1

蘇州にいてきました。上海からの行き来は,先日のエントリに書いた中国新幹線。行きは普通車,帰りは疲れたのでグリーン車。行きはさくっと買えたけれど,帰りは満席が続いて,蘇州駅で2時間半待つ羽目になったorz

で,蘇州は,マルコポーロによれば「東洋のベニス」ということらしく,水郷と庭園の街。

まずは,街の北にある,報恩寺の塔に上ってみる。さすがに9階は足に来る...

蘇州には「4名園」があるのだけど,そのうち3つまで気合いで行きました(4つめはちょっと離れてる)。

その1,拙政園

いわば回遊式庭園なんだけれど,とにかく混んでる。次々に観光バスが乗り付けて,ハンドマイクでがなり立てる団体さんがひっきりなしに訪れるので,雰囲気はいまいち。この後に見る庭園もそうなんだけど,日本の回遊式庭園に比べると,築山に石を無駄にごてごてとくっつけてるなーという感じがしてしまう。

4名園のその2,獅子林。ここは,まさに,その石の形の奇抜さで勝負する庭園:

ここもめちゃくちゃ混んでる。にしても,うーん,この石の形の奇抜さはねぇ... 日本庭園の,もっとミニマリズムっぽいのに見慣れている目からすると,きれいと言うよりはグロい,って感じてしまうな。ちょうど,台北故宮博物館で,時代が下るにつれて,白菜にイナゴ付けてみたり,籠を掘り出してみたり,といたずらに細工に走る「それなんて才能の無駄遣い」な方向へ移ってしまうのと,似ている気がする。時代が下ると,ごてごてと過装飾になる。

4名園その3,蘇州で一番古い庭園の一つである,滄浪亭:

うん,このくらいのシンプルな方が美しいな。

で,4名園以外については,また後のエントリにて。