経セミ最新号に,大森先生による『実証分析入門』の書評が掲載。
自社商品だってこともあってか,かなり好意的な書評(悪いことは書かれてない)。
好意的な評価になる原因の一つは,はしがきに書いた執筆動機がどこまで達成されているか,という視点で書かれているからじゃないか,という希ガス。
これに対し,密林に書かれているレビューの方では,はしがきに「そんなこと(implementationの仕方の実際)はこの本では目指してないから,他の本でやってよ」って書いてあることを要求していて,その点がカバーされてないから評価下げます,っていうタイプのものが結構ある。
編集者さんの言い分では,その点(implementまでは書かれていない点)は,サブタイトルの「作法」という言葉でカバーされているからウソじゃない,っていうことなんだけど,著者的にはやや微妙な感じ。
密林や出版社の書籍紹介ページに,はしがき(せめて抜粋でも)を掲載してくれれば,ずいぶんと誤解(あるいは無駄に期待値を上げること)は回避できると思うんだけれどな。
確か,『金融取引における情報と法』のときは,序文のPDFが出版社のページにて公開されていた記憶がある(今はその後のシステムの改訂のせいか,載ってない)。