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~ヘタレ研究者は今日も逝く~

security info

海外安全情報といえば外務省のサイトだけど,なぜか手形法の授業のことだったりします。

前に書いたように,手形法の授業をデビットカードとかクレジットカードとかから始めて見て,「みんなの中で,海外旅行に行ったことのある人どれくらいいる?」と手を挙げさせてみたら,ほとんど手が挙がらなかったので,これはアカンなぁ,と海外旅行の安全から話すことにしました。

つまり,何で日本は現金決済が圧倒的主流で,USとかヨーロッパとかではあれほどデビットとかクレジットとかが多いのか?っていうのは,海外で現金を持ち歩く感覚が一体どういうものかという実感を知ってないと理解するのは難しいんじゃないか,と思ったわけです。

というわけで,法律の授業が,突然,海外旅行安全講座に早変わり。うは。並みの授業よりは,超実践的で実務で役立つよ b

とはいっても,授業で話したのは,基本的には,お金の持ち方。

- 現金をいくらまで持つか? (USなら$20-50。財布に2万入っている日本人は異常)

- そもそも財布を持つか? (スリに対するリスク分散と,保有現金量を隠すという観点からは財布はまずい)

後は,ある日森の中強盗さんに出会ってしまったら,無抵抗主義を貫くべし。僕がメキシコ南部(チアパス)を旅した4年前には強盗さんに抵抗した日本人女性が殺されてます。まぁ普通,お金渡せば解放してくれます。殴られたりすることはあるけれど(@Hyde Park)。

でもだからといって,現金ゼロはまずいですね。強盗さんが逆ギレするとやばひので。強盗さんが満足して帰ってくれるけれど,でもまぁ自分もやられてそれほど痛くないか,というのがバランスするあたりが↑の金額なわけです。

授業で話したのは,そこまでだけど,まだ他にもサバイバル情報はいろいろあって:

- 「危ない地域」をどう感じ取るか

- 「危ない地域」ではどのように歩き回るか

あたり(特に最初の方)も結構大事。ここまで話すとさすがに脱線しすぎの恐れありかな。

「危ない地域」のメルクマールはいろいろあるけれど,慣れてくると感覚的に分かります。やばひと思ったら引き返しましょう。それと,事前の情報収集で,①危ない場所と②時間を仕入れておくのは大事かと。

「危ない地域」(まぁ,中南米の首都はどこでも結構やばいけれど。ただしアルゼンチン除く)での行動の仕方については,やっぱりそういうとこでは普段より大分警戒レベルが上がります。僕がそういうところでやるのは

- 常に背後の気配にも気をつける(後を付けられてないか――怪しいのはやり過ごす)

- 他に人気のない状態には陥らない

- 次の角を曲がって入る前にまずは安全性のチェック

あたりかな。こういう行動に慣れてしまうと,Hyde Parkに帰ってきてから,「Hyde Parkって超安全だねぇ~」などと言ってMさんとかJさんとかあたりから「はつるさんの治安感覚が麻痺してる」と突っ込まれたり,61stに住んでも何とも思わなくなったりするわけです。えぇ。