この前長野に行ったとき,新幹線の中で
The Black Swan: The Impact of the Highly Improbableby Nassim Nicholas Taleb
という本を読んでいたら。
大宮から乗ったあさまがかなり混んでいて,3人掛けの席の真ん中に座らざるを得なかったのだけど,入るときにちょっと動いてもらった通路側の人がどうも横からこの本を読んでたらしい。しばし読んでいたら「これってずいぶん変わった本ですねぇ,どういう本ですか?」って話しかけてきた。
かくかくしかじか,と説明すると,なるほどと納得して,ご自分の感想を述べる。その感想がなかなか的確(僕が感じてたのとそう変わらなかったし)だったので,普通の人からするとあまり読まない分野の英語をよくもそうすらすらと読めて(僕が頁をくくるスピードに合わせるなら結構早い)内容を把握できるなぁ,と感心したら,元々英語の同時通訳をやっていたんだとのこと。
確かにそれなら,バックグラウンドの知識のない分野の英語であっても,さっと読んで内容もつかめるね,ということになるんだけど,それができるというのはやっぱり相当回転のいい脳を持っているんだろうなぁ。
ヘタレなオイラは,英語は英語のままで理解して,日本語なんかに翻訳しないのがお気楽です。