hopping around

~ヘタレ研究者は今日も逝く~

market value of debt

負債評価益ってのが,どうも気持ち悪い。債権者の側から時価評価するのは理解できるけれど。

債務者の側から時価評価するのって,たとえば倒産手続に入って会社更生とか民事再生とかするときに,債務が削減される局面で出てくる。そうじゃなければ,支払期日が到来したら債務は券面額を弁済しなきゃならないはずだ。もちろん,エクィティの価値は,そういった将来のネゴシエーションを想定に入れつつダイナミックに決まってくる訳だけど,債務者自身が負担する価値は,倒産手続において内容変更がない限り,契約によって確定してたもののような気が非常にする。

その意味では,会社がつぶれる(破産に限らず)ことを前提にして付けてる価値だし,負債とエクィティの(ある種の)定義にもちょっとぶつかってるような気がするんだけどなー。よう分からん。