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~ヘタレ研究者は今日も逝く~

interviewing

これまで,AOとか大学院入試とかでいろいろやってきたけれど(日本語でも英語でも),面接試験(口述試験)ってのは,やってみると意外に簡単で不思議。

ディスカッションをしていると,たいていはすぐに「こいつはできる!」ってなるか,「こいつはもうだめぽ」ってなるか,分かるんだよね。ごくたまに,スロースターターがいて,面接試験の最初のうちはうまく頭が回転していなくてきちんと会話できないにもかかわらず,終盤にすごい追い上げを見せて復活する人もいるけれど,それは滅多にない。

そして,面接試験は複数の面接員でやるわけだけど,その面接員の間で評価が大きく分かれることも,ほとんどない。もちろん,受験者の性格が好みかどうかということはばらけるかもしれないけれど,それは面接試験での評価対象に入っておらず,基本的には,ちゃんと会話ができるかどうか(=こちらの話を聞いて,そして,自分の頭でさっと考えて応接できるか)をチェックするわけで,その辺の評価っていうのは案外ぶれない。

これが,入社面接の場合だと(←受けたことはないけれど...),「我が社の社風に合うか」なんてことまで見られるのかもしれないけれど,学部とか大学院の入試は,そこは見ないので(ひょっとしたら,私学だと見ることがあるのかもしれない),頭の回転の速さで基本的には評価が決まる。そして,そういう頭の回転の良さって,授業中のディスカッションとか授業後の質問のセンスの良さとかと,割と相関してるんじゃないかなぁ。