特別会計って，そもそも，political maneuverから隔離して自律的に運営させるために，別扱いになっていたもののような気がする。
そうだとすると，それをpolicitalに動かそうとすることは結構大変で，可能性としては多分2つしかない。
1) そもそも，その特別会計を作った政策自体が時代遅れetcで不要になったから，当該特別会計そのものをなくす
2) 細かい部分で少額の無駄があるから，それを取り除く
で，1)をするためには，導入時の当該政策に関する議論と現在の状況とを相当緻密に調査・検討しなければいけないんだから，大変そうだ（だって，一般会計でなくて，わざわざ特別会計として隔離したんだから，まじめに立法していたのであれば，それ相当の理由があって隔離していたはずだ）。だとすると，たった数十分から数時間程度の議論で結論を出すのは難しいだろう。
そうするとおそらく，事業仕分けという手法を通じて処理しやすいのは2)の部分に過ぎないんであって，そうだとすると，いろいろコストをかける割には大して成果が上がらないのね，って結果になるリスクが相当にありそうだ。それにもかかわらず，盛り上げようとする人たちって，勇気があるなぁ，と感心。
