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~ヘタレ研究者は今日も逝く~

re: symposium

これから台風を突いて大阪へ突入するところです。まぁ,新幹線は多分動くだろうけれど,明日のヒコーキは飛ぶんだろーか?

昨日のソフトローシンポは,まぁとにかくトモゾーさんがすごかったという点はさておき。

1年ぶりに英語しゃべるんでだいじょーぶかな,と思ってましたが,英語しゃべるより,原稿読みの方が大変でした。普段,研究会でも何でも,原稿なしでパワーポイント見ながらその場ののりで適当にしゃべる,というヘタレ系なやり方だったので,原稿棒読みは疲労度が大きい。目の前にある原稿に集中しちゃうからなぁ... 最初はいつものヘタレ系でやろうかと思っていたら,「同時通訳の質を保証するためには原稿を作ってきてくれ」と言われたので,気合いで作りました(←死ぬほど忙しかったのは,こういう予想外の作業が突然入ってきたからだ,というのも一因)。

後半のフロアからの質問タイムの方がお気楽で楽しめました。Chicagoで授業したときにも思ったんだけれど,他人の授業を受けていて,他の学生が質問したりすると聞き取れないことがままあるのに対し,自分の授業で自分に対して飛んでくる質問が聞き取れないということはまずないです。いくらUSの学生が予測不可能なめちゃくちゃな質問をすることがあるにせよ,それでもこちらのコントロール可能な範囲内に落ちてくるせいか,ほぼ理解できる。

これだったら,Chicagoのワークショップ風に,「報告5分,残り85分は報告者は質問の嵐に耐える」の方がむしろお気楽だなぁ,と思ったりもします。

僕だけ日本語のペーパー付だったせいか,質問数が多かったのはさておき。某N里せんせの質問が意味不(ryだったことはさておき(その直後の某M井せんせの質問に対する応答で,「もう一人の税のプロは税の質問じゃなくて安心しました」と混ぜっ返そうかと一瞬考えた)。どう見てもみんなぐらみんそのものに興味ありすぎでしょということはさておき。

じれっと(←最初のiにアクセントがあると今までずっと思っていたら,後ろのeにアクセントがあるらしいのでかなりびびった)のは面白かったです。もうちょっと若いかと想像してたら,意外に年寄りだったことはさておき。確かに,言われてみればそういうインセンティヴの歪みはあるなー,と感心しながら聞いてました。あとPayPalとかね(←僕も一応口座を持っていて,700ドルくらい入ってる)。トモゾーさん(←一応,サクラ指令を受けていたらしい)の質問すごすぎ。

とんぷそんは,すごいお年寄りかと思っていたら(だって法人格否認とか閉鎖会社とかかなり前から書いてるし),見た目はじれっとより若い感じでびっくり。しかし,話しの内容はなぁ... そふとろー部分が取って付けましたにかなり近い。まぁ,とんぷそんがスピーカーになった経緯,なぜこの順番になったか,という経緯も,かなりやむを得ない事情があったことをその後に知ったので,シンポのコーディネーターって大変だなぁ(→将来絶対に引き受けてたまるものかぁ!)と感じられる報告でした。ちょっと思ったのは(質問はしなかったけど),それって,state competitionのglobal sphereにおけるmirror imageぢゃん,というところなんだけれど,その辺はうまく接合してるんでしょうかね。

ちなみに,シンポ開始前に,「とんぷそんって,助手論でやった株主間契約のときに閉鎖会社の本を結構読みました」とか話してたら,神田せんせが「えっ,もりた君が閉鎖会社なんて読んでいたんだ。今から見ると想像できないね。」ちょwwwwwwwwwww 一応,閉鎖会社をやってみた→法律なんか関係なく行動している人たちの行動原理が面白そうに見えた→その辺ってどういう風にアプローチすればいいんでしょうね,という流れで,ソフトローの方向に進んできたので,自分の中では線はつながっているんだけどなぁ。

その後,授業で帰ったこづやん(←これが,とんぷそんが真ん中にサンドイッチされてしまった原因)を除くすぴーかー&こめんてーた+神田せんせ+じれっと奥さんで,梅の花というお店でディナー。仙台にも東映プラザにお店のある全国チェーンですが,豆腐メインで(湯葉は出なかった),US風の固くてまずい豆腐しか食べたことのない人には良かったんじゃないかと。Chicagoでおべんきょしてきたのは,法学とか経済学じゃなくてケーキ作りだぜ!と自負するヘタレが,食事の通訳で結構貢献できました。うは。じれっと夫妻もとんぷそんも楽しい人で面白かった。

にしても,じれっとが入ると,雑談も自然と決済システム方向へ回りますね。これで,とんぷそんじゃなくて,ろなるど・まん辺りが来るとperfect matchなんだけど,都合が合わなくて断られたらしい。日本もアメリカも,決済システムが動きつつあるので,万が一,こづやんと組んで有価証券法の教科書書くことになったら,この辺を全部まとめてカバーしてみたら面白そうな気がします。